猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その5


10/20
4時に起床してカップ麺を食べる。もっと早く起きたかったが、テントと違って小屋は周りがあるからな。暖かさと引き換えに自由は少し奪われるな。

準備をして外に出ると既に東の空はクライマックスになっていた。地平線は燃えるような赤だ。いかん、出遅れた。
いそいそと三脚を準備して写真を撮る。思ったような写真は撮れなかったが、まー、いっか。
辺りがすっかり明るくなった頃、越後駒に向けて出発。さぁ、頑張って行きましょか。
始めは笹の道の下り。傾斜は機能程ではないが、雪がところどころ残っており、滑りやすかった。
鞍部まで下り、少し登りかえすと四合目。振り返ると山々は黄金色に輝いていた。なかなかいい雰囲気。
これから行く稜線と越後駒もなかなかいい感じだ。
特に越後駒の景色で良いと思ったのが東に伸びる稜線・斜面。急激落ち込む西側と異なり、長く伸びる秋色の尾根が雄大でとてもいい雰囲気だった。
今日はこのまま気分よく縦走と思いきや、この縦走路がとても良くなかった。昨日の道を思わせる滑りやすい笹の道や
アップダウンのある痩せ尾根や
木の根が張り出て滑りやすい登山道。とても歩きにくくて苦労した。本当に百名山に向かう道かと驚いた。
中でも嫌だったのが笹の道。尾根の頂上を行かず、トラバース気味に進むところが多かったが、笹と粘土質の土で滑りやすいことに加えて、谷川へ傾斜がついており、すごく滑りやすかったし、実際何度かこけた。まったく、これだけ嫌な道も珍しい。
嫌なところは天狗平でようやく終わる。天狗平は平坦で広いとこかと思いきや、休憩に向くような広場は一切なく、名前がと地形がイマイチあってない感じだ。

登山道に座って少し休憩した後、急登を登りだした。
ピーク付近まで登り、振り返ると歩いた道の向こうに中ノ岳、お月山が見えた。なかなか見事だ。

中ノ岳北面にある白い部分は数日前に降った雪の跡。今回は雪が無くて良かった。中途半端に雪があったらかなり嫌だったろうなー。
登りきると目の前に越後駒の頂上が見えた。あとはゆったりと行けばよい。
辿り着いた越後駒の頂上には先客が5名。百名山にしてはとても静かだ。
越後駒からの景色の主役は深い谷を隔てて向かい合う八海山だろう。険しく、大きな山容はとても存在感がある。八ッ峰もしっかりと見える。今日も誰かがあそこを歩いているのだろうか。
越後駒ヶ岳の頂上でしばし休憩した後、目の前に広がる素晴らしい景色を見ながらグシガハナグシガハナへと向かった。


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越後三山 2014年10月


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