猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その2



10/11
3:00前に起床。カップ麺で身体を温めたあと、ゆっくりとテントを撤収する。夜露が少なかったのか、テントは良く乾いており、撤収は楽だった。

4:30ヘッデンを灯して出発。
樅沢岳に向かうのは伸二郎一人のようで、とても静かだ。振り返ると双六に向けて登る灯りが幾つか見えた。ほとんどの登山者は双六で朝日狙いか?それとも鷲羽に行く為に早出してるのか?

樅沢岳に着いたのは5:10。真っ暗だった空には夜明けの美しいグラデーションができていた。風が冷たい。ダウン、カッパを着込み、夜明けまでしばしの待機。
期待した朝日だったが、水平線に溜まった雲のせいで美しくはならなかった。槍もさえない。まー、もともと逆光になるので、樅沢岳からの朝日はそれほど良くないかもしれないな。
笠ヶ岳に続く縦走路。太陽が当たらないのでこちらもいまいち。30分程粘ったが、結局朝日は当たってこなかった。うーん、残念。まー、こんな日もある。次に期待だ。
さぁ、槍に向けて歩こう。いきなり下降から始まる。せっかく登ってきたのにと残念がるが、稜線とはこんなものだ。まー、今日は時間的にそんなに苦しくないから、ゆっくり歩くとするか。
急傾斜を下って鞍部まで来るとあとは緩やかな道が続く。朝日はだんだんと高くなり、地平線の雲から上に顔を出した。辺りは明るく照らされ、振り返れば裏銀座の山々が秋の色合い輝いていた。やっぱ、晴れが一番だ。
行く先には朝日に輝く草原とシルエットの槍穂。風も無く穏やかで気持ちが良い。
少し進むと草木の無い平らな鞍部に出た。ここは硫黄乗越。ビバーグ場所としては良さげだな。
その後もまったりした道が続く。南を見れば左俣谷と右に抜戸岳、左に焼岳、乗鞍が美しい。
正面には常に槍穂のシルエット。順光の午後はさらに綺麗になるだろう。西鎌は昼から歩くのがホントは良いんだろうな。
ずっとのんびりした道が続いていたが、千丈乗越が近づくにつれて道は険しくなる。尾根は痩せて、切れ落ちており、ちょっと注意が必要。
鎖場もところどころで現れる。使わなくても全然行けるような岩場ばかりだが、一部のトラバースは谷側が切れ落ちており、少し慎重に行く必要がある。
しばらく岩場を行った後、尾根の北側を巻くようになると仙丈乗越は近い。あとはのんびり行けばよい。
3か月ぶりの仙丈乗越。相変わらず静かな場所だ。これから始まる急登に備えてしばしの休憩をとったあと、槍に向けて進みだした。
最初はまだ傾斜が緩く、余裕がある。周りの景色も綺麗だし、実に気持ちが良い。特に笠ヶ岳方面の景色は綺麗だ。明るく、開放的な飛騨沢の向うに険しい抜戸岳がなかなか絵になる。
やがて傾斜が強まってくると足取りが少し重くなる。時々立ち止まって景色を見ながら休憩する。このプチ槍ヶ岳、7月に来た時も写真に撮ったな。こうゆうの、ツボなんだな。
その後の急登をゆっくりと登り、10:15、槍ヶ岳山荘到着。素晴らしい晴天でさぞ賑わっているのかと思いきや、すごく空いている。小屋前のベンチも空いてるし、槍に登る人もほとんどいない。渋滞は皆無。こんなに晴れているのに!

大げさに台風を報道したTVの影響だろうな。最近の報道機関は大げさに言うことが良いことだと勘違いしていかんな。冷静に天気を見極めて今日登った人たちは滅多にない好条件の槍が楽しめて良かったですな。
伸二郎はというと、今日も南岳がメインなので槍はパス。まったりとベンチで食事をしながら景色を楽しむことにする。

今日のお昼は良く食べる山菜おこわなんだけど、メーカーが違う。アルファー食品というメーカーなんだけど、味は尾西、サタケと同じだ。いつも思うが、尾西のものを別のメーカーが名前買って売ってるだけなのかな?
それにしても今日は秋らしい良い天気だ。槍の穂先は青空が良く似合う。
槍沢や東鎌は秋の優しい色合いでこれまた美しい。常念や蝶ヶ岳に登っている人はこちらの稜線を見て良い日に登ったと思ってるんだろうな。
温かな日差しの中、まったりと景色を眺め、なかなか良い時間が過ごせた。秋は良いねぇ。


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西鎌、南岳 2014年10月

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