オツボ峰から先はまだ長いので体力回復の補助に久しぶりにアミノバイタルを飲む。いつぶりだろか? | ||
オツボ峰から以東岳は尾根上を進む。アップダウンはちょこちょこありそうだ。 | ||
だいぶ体力が回復してるのか、アップダウンも苦にならない。途中で手ぬぐいが落ちてるのを拾った。相田みつをかと思ったが、家に帰って調べたら、違ったようだ。 途中の小屋で落とし主を聞いたが、いなかったので、持ち帰ることに。しばらくは持っておくつもりなので、落とした人がいたら、連絡ください。 |
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尾根上を歩いていると、左に見えてる山が気になった。ちょっと遠くにあるが、なかなか立派だ。「朝日岳の近くにあんなかっこいい山があるとは東北やるな」と思っていたら、以東岳であれが朝日岳だと知ることになる。いやね、あまりに遠くにあったからあれが朝日岳だとは思わなかったんだよね。。。 | ||
いくつかのピークを過ぎると、いよいよ以東岳が近づいてきた。ちょっと振り返って休憩。歩いてきた緑の稜線が美しい。もう三角峰があんなに遠くに見える。人の歩みは遅いようで早いんだな。 | ||
そして、16:00前に以東岳到着。途中のきつい時間を乗り越えての登頂なので嬉しくて何度もガッツポーズをする。 | ||
眼下には大鳥池が静かにたたずむ。ここから見ると大した距離じゃないが、とても遠く感じたな。 | ||
誰もいない頂上でパンを食べながら景色を楽しんでると、空身の人が頂上に上がってきた。こんな時間にどこからだろうか?以東小屋は今、再建中で使えないはずだ。ビバークか? 話すと、以東小屋の再建をしている作業員の方だった。工事自体はお盆休みで作業員は他にいないそうだが、小屋の見張り番として一人で工事用プレハブに常駐してるそうだ。 プレハブは非常時には避難小屋として泊めてもらえるらしいが、 「今日のこの天気では泊める訳に行かないよね。ハハハ。」とのこと。 「そうですよね。狐まで頑張りますよ。ハハハ。」 そう答えた時、無事辿り着けた安心感もあって、妙に幸せだった。 この時が今回の登山の中で一番幸せだった。おかしなものだ。 腹を満たし、狐までの道のりを眺める。遠く、左奥に大朝日の姿も見える。ちなみに、狐穴小屋は大朝日の手前に左斜めに白い場所があるが、その真ん中やや左上くらい。距離は3、4km位、コースタイムは2時間とまだまだ遠いが下りなので大丈夫だろう。 |
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作業員のおじさんに別れを告げ、狐穴小屋に向けて歩き出す。展望も良く、花も綺麗でなかなかいい気分だ。特に花は綺麗で、マツムシソウや | ||
ハクサンイチゲの群落が綺麗だった。 | ||
稜線は思ったよりもアップダウンが多く、疲れたが、ようやく狐穴小屋が近づいてきた。 | ||
右を見れば遠く日本海が輝いていた。良いじゃないか。 | ||
そして、18:00、ようやく狐穴小屋到着。長かったー! | ||
小屋の前では登山者と小屋番さんが宴会の最中だった。ふふっ、微笑ましい。 | ||
寝床を作ったら、夕日撮影に見晴らしのいいところまで登る。綺麗な夕日が沈むのを見届けると、小屋へと戻っていった。明日も晴れますように。。。 | ||
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朝日岳縦走 2016年8月13〜15日 |