竜門小屋からの道も花が多く、楽しく登っていくが、 | ||
なんと先ほどまで見ていて西朝日にガスがかかってるではないか!そんなバカな。 | ||
西朝日に到着するころにはすっかりガスに包まれ、なんも見えず。朝、谷にたまった湿気により一時的にガスってるだけだ、いずれ晴れると思って待つ。が、待てど待てど青空は見えず、逆にガスが濃くなっていった。 | ||
そうこうするうちに初日にタクシーで一緒だった登山者が追い付いて、残念な情報を教えてくれる。「台風が近づいているみたいなので、明日は雨ですよ。今日下ろうと思ってます」。またか、またダチョウ倶楽部の出番か。そんなん聞いてないよー! そうと分かれば、待つのは逆に良くない。てなわけで出発。道はそこまできつくなく、晴れていればさぞ気持ちよかっただろうが、ガスで何も見えず、なんも面白くない。 |
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途中、何度か雲の切れ間が見られ、少しの希望を抱き、大朝日へと急ぐ。 | ||
中岳を超えて大朝日まであと一息というところだが、その大朝日は見えず。 | ||
仕方ないと思っていたら、雲がちょっと切れ、もしやと思って待つと、 | ||
おおー、大朝日登場。うぉー!と雄たけびを上げて、ガスに巻かれる前にとペースを上げる。 | ||
が、無情にも大朝日頂上に着いた頃にはふたたびガスに巻かれてしまう。 | ||
少しの希望を抱き、頂上で待ちつつ、今日の予定について考える。今日は大朝日小屋で泊まる予定だったが、明日の天気はイマイチっぽい。大朝日からの景色を見ぬまま山を下りるのは悔しいが、台風が近づいているなら明日だけでなく、明後日もダメだろう。だったら、明日の朝一のバスに乗れるように今日鳥原小屋まで下っておくのが良いか。 結局、30分ほど待ったが、ガスは晴れることなく、無念の思いで頂上を後にする。そして、そのまま鳥原小屋を目指して山を下り始めた。また来ないといけないな。。。 |
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大朝日から小朝日までの稜線は景色が良さそうだったが、ガスの為、イマイチわからず。 | ||
途中で銀玉水という水場があった。冷たくおいしい水だ。 | ||
少し休んだ後、小朝日に向けて再び歩き出す。銀玉水からは平坦な道が続く。このまま楽に下山できれば良いのだが、小朝日を目にして、それが叶わぬことを理解する。いや、こりゃかなりの登り返しで。。。 | ||
ご丁寧にいったん下った後に登り返しとなる。傾斜はきつく、疲れた足に堪える。 | ||
が、案外スタミナは残っており、順調に登って小朝日到着。ここからの大朝日もまた良いそうだが、さらに濃くなったガスでその様子は少しも分からず。おのれガス。。。 | ||
小朝日からの登りはきつかったが、下りはさらにきつかった。滑りやすい地形と地質で足に力が必要だった。 | ||
ようやく急傾斜が終わった後は細かくアップダウンを繰り返し、地味に疲れる。ようやく鳥原山についたときはかなり疲れていた。 | ||
鳥原小屋はここから近いと言いたいところだが、意外に距離がある。ようやくあと365歩の看板を発見。あとちょいか。でもこの種の**歩っていうのいつもあてにならんのだよな。m標記にしてくれればいいのに。。。 | ||
鳥原小屋はこの鳥居をくぐってすぐにあった。なぜ鳥居が?と思ったが、小屋の隣に神社があるためだった。 | ||
鳥原小屋は広くはないが、利用客が少ないので、1人あたりのスペースは畳2畳分と広く、快適。ストーブもステンレス?の台を置けばどこでも使用可と便利。 | ||
寝床を作って小屋の隣でぶらぶら。すると小屋の管理人さんが神社で飲むぞと誘ってくれたので、一緒することに。この管理人さん、夏の小屋営業期間を除いては登山ガイドをやってるそうで、エベレストにも10回以上登頂してるとか。いやいや、朝日はすごいな。 この日は管理人さんの楽しい話を聞いて、花火を見て就寝。おやすみのすけ。 |
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朝日岳縦走 2016年8月13〜15日 |