猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その5



8/15(月)
3:30に起床して、朝食を取る。今日は7:30発のバスに乗らないといけないので、あまりゆっくりはできない。

準備をして4:30に出発。途中で振り返ると鳥原小屋が見えた。上から下るときは全く見えなかったが、下からは見えてるんだな。
鳥原小屋からの下りはちょっときつい。傾斜が急なことに加えて、足元がぐちゃぐちゃなのだ。最近雨も降ってないってのにこの状態。雨降り後はさぞかし悲惨なことになるんだろうな。
下りきると、沢にぶつかる。これを渡り、ちょっと登り返す。
登り返した後はしばらく平坦な道が続く。
再び下りだすと、尾根をつづら折れに急降下。下りきると、杉林となり、程なくちょっと長いつり橋にぶつかる。このつり橋、横のワイヤーの高さが低く、横によろけるとそのまま落ちてしまいそうだ。揺れやすいし、ちょっと注意。
つり橋を渡って土手の細い道を行けばすぐに朝日鉱泉に着く。時刻は7:00。バスの時間にちょうど良い。いや良かった良かったと思いたいところだが、最高に気分が悪かった。
振り返った先に快晴の大朝日を見てしまったからだ。

昨日、予定通り大朝日に泊まっていれば、最高の景色が望めたのに、なぜ俺はここまで来て、みすみすチャンスを捨ててしまったんだ。愛知からこの為だけに来たのに。

バスなんかなくたって、タクシーを使えば良いのに。愛知から来ることを思えば、安いものなのに。少しの可能性があるなら、それにかけるべきなのに。なんで。。。

最高に、気分が悪い。。。
登山バス(ジャンボタクシー)は満員だった。さすが夏山シーズン最終便だ。
未舗装の林道に揺られ、細い道を行き、広い舗装路まで行くと、やがて左沢駅へと着いた。切符を買って、しばし待つと電車が到着。
そこから難読文字つながりで左沢から寒河江までJRで移動。
寒河江駅からは町中を20分ほど歩いて寒河江SAに向かう。
寒河江SAは休みのせいか、なかなかの賑わいだった。ここは上りと下りのSAが合体しており、バスに乗る場合はどちらに行くか、間違えないように。
さあ、バスに乗ろうと思いきや、本数がとても少なく、1時間以上の待ちが発生しそうだ。さすがに暇なので、勇気を出してヒッチハイクで行くことにした。いや、交通費は払うから、ヒッチハイクとは言わないかもしれないが。

で、さっそく乗せてくれそうな人にアタックするが、結構冷たい。人ひとり乗せるだけのことがなんで受け入れてもらえんのかな。交通費も払うって言ってんのに。ちょっと心の狭い人間に凹むが、諦めずチャレンジすると、4人目の人が乗せてってくれることに。いや、嬉しい。

この方、酒田の酒屋さんで、配送センターからお酒を持って帰る途中だそうだ。おかげさまで時間のロスも少なく、高速朝日バス停まで戻ってくることができた。

お礼を言って断られながらもお金をなんとか受け取ってもらって別れた。いやはや助かりました。どうもです。
高速のバス停から10分ほど歩くと朝日庁舎駐車場到着。ちょっとモヤモヤは残ったが、とりあえず無事戻れたのでホッとする。
その後、3日分の汗を流す為、「ぼんぼ」と言う温泉に立ち寄った。
今回のメインである朝日岳縦走はひとまず終了。肝心のところで判断ミスをして、絶景を逃すというとても悔しいことになったが、山は逃げないのでまた来て、次こそは大朝日岳からの景色を楽しむことにしよう。あとは、もうちょっと前向きにあきらめずにいかんとな。。。


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朝日岳縦走 2016年8月13〜15日


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