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五竜岳その1
(遠見尾根登山口〜頂上)

 喉の渇きに苦しむ夜は明け、待望の朝がやってきた。うっすら明るい外を見るとどうやら晴れているようだ。穂高岳山荘に泊まっておけば朝日が見れて喉の渇きも無かったかな。ま、それも結果論。昨日の選択に後悔は無い。

 テント撤収し、晴れた空の下、上高地へと向かう。上高地への道しるべはしっかりとして合ったので、迷いは少ない。ここに限らずだが、穂高連峰は道しるべがしっかりとしてあり、分かりやすい。剣岳とは大違いだ。さすがは人気スポットだな。
夜明けの空に雲は少なめ。まさか晴れるとは。ちょっと穂高岳山荘に泊まっとけばと後悔した。 なかなか分かりやすくて宜しい。穂高連峰は道しるべがしっかりしていて安心する。

 いったん枯れた沢を渡り、沢の左岸沿いの森の中を下っていく。登山道は傾斜は程ほどにあるものの、とても良く整備されており歩きやすい。木々はあまりうっそうとしておらず、景色は結構見える。昨日の重太郎新道とはうってかわって快適だ。

 いいペースで下っていくと、再び沢に出て、少し進むと再び森の中へ。この場所が奥穂や西穂からの稜線を望める最後のポイントなので、しっかりと景色を眺めておく。

 森の中へ進んでいくと景色は一変して静かな登山となる。傾斜もますます緩やかとなり、森の中の散歩道といった感じだ。
枯れた沢を左岸へと渡る。 淡々と淡々と下る。傾斜はほど程についているが、良く整備されており、歩きやすい。
いったん枯れた沢に出る。ここから下はずっと森の中。しっかり景色を焼き付けておいて。 森の中へと進んでく登山道。傾斜が緩くなる。

 途中、風穴とやらがあったりするが、特に目立ってよいものも無く、淡々と進んでいく。やがて丸太で出来た橋が多く見られるようになったら登山口はすぐだ。
なにやら名物らしいが効果は疑問。暑い夏の昼間にのみ効果が分かる程度か。 このような橋が多く見られてきたら登山口もすぐだ。

 7:40、岳沢登山道の登山口到着。登山口の案内板にはしっかりと岳沢ヒュッテテン場使用禁止が書かれていた。横尾の橋や穂高岳山荘の入り口とかにも書いておいて欲しかったな。ま、何はともあれ無事に下山できたからいっか。

 上高地の遊歩道を30分ほど進んでいくとかっぱ橋へと着く。ここに来て、ようやく今回の登山が終わったことを実感した。充実感が溢れてくる。橋の脇から写真を撮っていると、ポツリポツリと雨がパラついてきた。雨はすぐ止んだが山の天気の移り変わりの速さを実感した。
岳沢ヒュッテへの登山口。前穂までは6時間か。 こっちにはきちんと書いてあったのね。横尾とかにも書いて欲しかった。
上高地の遊歩道を行く。お気楽極楽のんびり旅。 この河童橋を渡るといよいよ登山も終わり。

 河童橋を渡り、まずは喉を潤す。自販機でジュースを買うが、少し飲んで満足してしまった。夜はあんなに喉が渇いていたのに意外だ。

 お次はご飯。河童橋の袂にある河童食堂で食べることにした。ここは窓から河童橋や穂高連峰を眺めれるのがとても良い。そして何よりもまだ朝8時過ぎというのに営業してることが素晴しい。でぶやも来るわけだ。

 かつ丼にスーパー惹かれたが、注文したのはご当地の名前がついた「梓川定食」。そばとご飯がどっちも楽しめる欲張りメニューだ。が、結局ご飯は食べきれず、残す羽目に。そば単品でも良かったかも。。。

 食事のあとはコーヒーを飲みながらぼんやりと風景を眺める。昨日歩いた穂高はとても近くに、低く見える。ここからの山はとても穏やかだ。下からみるだけではわからんもんだな。
朝っぱらからやっている河童食堂はでぶやも来た店。 窓側からは河童橋と穂高連峰の山並みが見える。
梓川定食(1500円)あんまりお勧めでないかな〜。ソバは美味しかったな〜。 ホットコーヒー550円。激高いですが、その分?量も多め。味はフツーかな。

 上高地バスターミナルはとても空いていた。朝早いからかな。沢渡行きのバスもやはり空いていて、とても快適だった。

 沢渡駐車場でバイクに戻り、帰宅の準備をする。服を着込み、いざ、出発とエンジンをかけようとするが、数回セルが回っただけでエンジンがかかることは無かった。やれやれ、帰りも押しがけか。。。

 駐車場の出口の坂道から惰性で走り、クラッチをつなぐとあっさりエンジンはかかった。どうやらバッテリーさえ元気ならすんなりかかるみたいだ。帰ったらバッテリーでも買うかな。。。
上高地バスターミナル。朝早いからか、人は少なめ。 戻ってきたぜマイバイク。結局、このときもエンジンがかからず、押しがけ。バッテリー買わんとな〜。


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