水晶小屋分岐まで戻ってくるとお地蔵さんに今日の晴天のお礼を言う。最高の天気でしたよ。感謝。 | ||
デポしてあった荷物を回収して最高の稜線歩きへ。槍を見ながら緩やかな尾根を下る。風も弱くなり、いい気分。 | ||
途中、水晶で会った栃木の人が座り込んでいるのを発見。少し疲れたから休んでいるのかと想ったら財布を落としたみたいで今後のことで悩んでいるそう。 この栃木の方「&Uさん」は伸二郎と同じく七倉ダムまでは車で来ており、新穂高に降りて電車、バス、タクシーで七倉ダムへ帰る予定なんだとか。 帰りのバス・電車・タクシー代とガソリン代が必要でお金を貸してほしいとのこと。そんじゃ、とお金は貸したが、カードとか免許証もあるし、財布を探しに戻らなくていいのかとちょっと心配。 聞けば過去にも何度か財布を落としてすべて戻ってきているそうで、それは心配無いと。なかなかの強運の持ち主だ。どうやら烏帽子のテン場で落としたっぽいし、誰かが拾って届けてくれそうとのこと。なるほどね。 計画されていたルートは笠ヶ岳に行って新穂高に降りるとのことだったが、財布も落としてしまったことだし、伸二郎と同じ折立に降りるルートに来るんだったら七倉まで乗せますよと伝えて先へと進む。 ワリモの分岐まではトラバース気味に少し登る。少しの登りかえしだが、去年はこの区間がきつかったっけ。今年は水晶で十分に休憩したこともあってそれ程きつくないな。 |
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やがてワリモ分岐に到着。鷲羽には去年も登ってるし、時間もかかるから今年は黒部源流を通って三俣山荘に行こうかと思ったが、晴天の稜線を見てしまっては稜線に行かないては無いなー。 | ||
てなわけでワリモ方面へ。緩やかに登って行く道は青空に向かっていくようで気持ちが良い。 | ||
右を見れば緑の祖父岳とその奥に薬師。どちらもそれぞれ美しい山だ。 | ||
振り返れば緩やかな稜線の向うにどっしりとした水晶。日が陰っているわけでもなく頂上付近が黒いのは別名「黒岳」と呼ばれるだけある。 | ||
ワリモの頂上を越すと正面に端正な鷲羽岳。鷲羽岳はどこから見ても綺麗な形をした山だ。鷲羽まではいったん下っての登り返し。頑張りますか。 | ||
最後の登りはちょっとバテたが、コースタイムぐらいで鷲羽到着。快晴。相変わらず良い展望。 | ||
鷲羽からの眺めは何と言ってもこれだろう。鷲羽池と槍。裏銀座からの眺めは常に槍を見ていた気がする。それほど槍の存在感は飛びぬけているんだな。 | ||
西鎌尾根と槍。西鎌尾根はまだあるいたことが無いが、来年はぜひとも歩いてみたい。新穂高発、双六1泊、槍で1泊、新穂高着の2泊3日かな。もう一日あったらまた大キレット行ってみたいな。。。 | ||
展望を楽しんだ後、三俣山荘へ下る。標高差400mの激下り。疲れた膝に負担がかかりすぎないように景色を眺めながら何度も休憩をはさんだ。 | ||
下りきって少し登りかえすとハイマツの森に囲まれた三俣山荘到着。テン場の申し込み(500円)を済ませる。入口には雲ノ平山荘が今シーズンの営業を終えた旨がかかれていた。10月の連休を待たずして閉めるとは、さすが裏銀座は営業終了が早い。 &Uさんも今日、ここでテン泊。一緒に折立に下りることにしたそうだ。伸二郎よりもだいぶ歩くのが早いようなので、明日は伸二郎は早く出て、&Uさんはゆっくりと出発して黒部五郎小屋で落ち合うことにした。 |
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テン場はほどほどの入り。連休中日と考えるとやや少ない。今年の裏銀座は去年よりも全体的に人が少なかったようだ。 目の前に鷲羽を見れる場所を譲ってもらい、鷲羽の雄姿を見ながらテントを設営。相変わらず素敵な山容だ。トイレが山小屋の中まで行って利用しないといけないのが面倒だが、テン場内に美味しい水場もあるし、景色が良いし、とても良いテン場だ。 |
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今日も冷え込みは厳しかったが、雨、雪の降っていた昨日に比べたらずいぶんましだ。テントの入口から鷲羽を見ながら夕食を食べた後、ちょいと考え事をして就寝。明日も晴れますよーに。 |
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裏銀座リベンジ 2013年10月 |