黒部五郎からガツンと下ったあとは緩やかな登り下り。途中で振り返ると先ほどまでいた黒部五郎の頂がずいぶん遠く感じる。下りは早いな。 | ||
遠くから見ると緩やかな稜線に見えるが、やはり上り下りはあってそれなりに疲れる。途中からはガスで展望も少し見えなくなって疲れ倍増。 | ||
それでもきっとまた晴れると信じて頑張って進む。頑張りに応えるかのように晴れ間が現れる。北ノ俣の神様は優しいな。 | ||
ちょいと尖がった赤木岳を越えると北ノ俣まではあと少し。振り返ればガスの中に黒部五郎が浮かんでいた。頂上はずっと晴れてたのかな。 | ||
北ノ俣への最後の登りを終えるとなだらかな道が延びていた。あとはのんびり歩けば北ノ俣頂上だ。 | ||
北ノ俣頂上は誰もおらずとても静かだった。展望は素晴らしく、黒部源流の山々が一望に見渡せる。展望を楽しむだけならこの山に登るだけでも十分だな。 | ||
少し経つと黒部五郎であった人が到着した。今日は薬師峠のテン場からピストンで黒部五郎に登ったらしい。薬師峠からだとコースタイムで往復10時間くらいか。やっぱり黒部五郎はなかなか遠い山だ。 ちょいと疲れたので薬師を眺めながらコーヒーを飲んで休憩。あとは下るだけだから気分が楽だ。 |
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ガスが湧いてきたので休憩を終え、再び歩き出す。少し下ると木道になり、すぐに飛越新道への分岐がある。 | ||
目印が小さいので見落とす人もいるかもしれないな。控えめな看板を横目にまっすぐ薬師への道を進んだ。 | ||
ちょっとした登りかえしの後、目の前には広くなだらかな地形が広がる。この場所、見た目は楽そうだったんだが、 | ||
だいぶ疲れがたまっていたのでガレの下りがとてもえらい。 | ||
その後は木道とガレ、えぐれた土の道を行くのだが、よく整備された木道さえもきつく感じた。ふー、スタミナ不足だな。。。 | ||
ようやく鞍部までくる。開放的で気持ちの良い場所だ。池糖越しに見える薬師も綺麗だ。 | ||
鞍部からはわずかな登り返し。しかしこのわずかな登り返しがキツイ。途中で木道に座り込んで休憩。先ほどまでいた北ノ俣がどっしりとたたずんでいた。北ノ俣、遠くから見るとなだらかな丘のようだが、立派な山だったな。 | ||
小さな登りかえしを登りきると太郎平小屋と大きな薬師岳がお迎え。ようやく着いた。スーパーうれしい!よく頑張ったな俺。 | ||
太郎平小屋に着くと真っ赤に日焼けした&Uさんがベンチで待っててくれた。テーブルにはビール。だいぶ待ったかもしれないが、その分ビールを飲んでゆったりくつろげた様なので、案外満足良かったかもしれない。 少し話をした後、一緒に薬師峠のテン場へと向かう。谷の向うには今日の出発地点である三俣がずいぶん遠くに見えた。よくここまで歩いて来たなぁ。 |
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テン場は伸二郎達以外に2張りしかなく、とても空いていた。場所も選びたい放題。正面に黒部五郎が見えるナイスな場所を選んだ。空いてるテン場って素敵だ。 | ||
テントを張って&Uさんと少し話す。&Uさんは登山を始めてまだ3年なのに畑薙ダムから茶臼、聖に登ったり、表銀座で槍まで行ったりとなかなか行動的だ。すごいなぁ。 そのあともちょこちょこ話をして19:30頃就寝。空には星が瞬いている。明日は午後は雨と言っていたが、山の天気の崩れは早いので午前中に降りだすかもしれない。山を下るまでは降らないで欲しいな。。。 |
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裏銀座リベンジ 2013年10月 |