猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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屈斜路湖・摩周湖、釧路湿原


8月11日。台風が過ぎたというのに今日も雨模様。しかし、このライダーハウスにはもう居たくなかったので用意をして出かける。後でわかったのだが、夏の道東は常に天気が悪いらしい。特に盆あたりは。

南は天気が悪いと決め付け北に向かうが、なんだか天気が回復してきたようなので美幌峠を通るコースをとる。
美幌峠から見る屈斜路湖は絶景でこれぞ大陸サイズの景色に感動しっぱなし。ホント来てよかった。
屈斜路湖
屈斜路湖

美幌峠の景色を堪能した後、屈斜路湖半を通り摩周湖を目指していると煙が出ている山が見えてきた。立ち寄ると、そこは硫黄山という景勝地で山腹からモウモウと噴煙をあげている。「噴煙じゃ、噴煙じゃー」と子供のようにはしゃぎながら噴煙口付近まで近寄り、記念撮影を済ませる。

帰ろうとするとなにやら怪しげなオヤジが卵を売っている。なんでも噴煙で蒸した卵らしく、食べると一生風邪をひかないという温泉卵(5ヶ400円)を「アホか、そんなん子供でもだまされんわ!」と文句を言いながら購入し食べる。「だまされてねぇ、信じてないが食ってみるんじゃい・・・」
硫黄山 硫黄山温泉卵
硫黄山 硫黄山温泉卵

霧の摩周湖。摩周湖は霧の発生が多く、「霧のない摩周湖を見ると嫁に行き遅れる」といわれるほど霧のない摩周湖はめづらしいそうな。が、それは少々大げさな表現で、実際には霧が発生してない日は多く、この日も霧はなし。見事な景色でした。
摩周湖
摩周湖
釧路湿原細岡展望台よりみる夕景 どうやら明日も天気が悪そうなので、今日の宿を釧路にあるライダーハウスに決め釧路へと向かう。途中釧路湿原が一望できる、細岡展望台に寄る。釧路湿原は非常に広くその全部を見ることはできないが、見えているだけでもそのスケールの大きさに感動できる。

ライダーハウス「History」についたのは夜8時過ぎ。レプリカ乗りのライダーの話を聞き、その巡航速度(ヘタレの2倍!)に驚き、世間の広さを知って就寝。
釧路湿原細岡展望台よりみる夕景
8月12日。今日も天気は良くない。とりあえず和商市場に行き名物の勝手丼を食べようとするが、好きなものはたくさん食べたい性格ゆえ、勝手丼をやめイクラとサンマのハーフ丼1200円を食べる。しかしこれがなかなかまずく、「こんなもんで1200円も取りやがって」と激怒し、これ以降観光客向けの食べ物屋には行かないことを誓う。

気を取り直して、今日のルートを考え、海岸線を納沙布岬まで走ると決定。早速出発するが、海岸線に入ったとたんに霧が出てきて、寒さに弱いヘタレはマッハで目的地を開陽台に変更。ミルクロードをひた走るのだった。
和商市場 イクラとサンマのハーフ丼
和商市場 イクラとサンマのハーフ丼

ミルクロードはその名前の通り牧場が多い道だ。走りやすく適度なアップダウンもあり退屈しない。トロトロ走り開陽台につく。開陽台は360度景色が見渡せると書いてあるが、ほんとに360度の雲が見渡せた。開陽台前の直線は雑誌でもよく掲載される有名な場所で北海道の道作りの信念を感じられる。とにかくまっすぐつくれっちゅーことらしい。
開陽台 開陽台前の直線道路
開陽台 開陽台前の直線道路

まだ時間があるので次の目的地として、開陽台から近い野付半島を選ぶ。野付半島は砂嘴という地形で海に細長く突き出ている。そのため道の両側に海が見えるが、内湾は波がまったくなく湖のようだった。また、あまり人気がないのかほとんど車がおらず、なんだか寂しい土地だった。

すでに時間は5時を過ぎているので今日の宿泊地を決めようとするが、「半島から北は知床半島が見えるのに対し、南側は雲に覆われている」との理由で宿を知床半島に決定する。

知床半島に着くころには日が沈み寒さ絶頂となっていたため、熊の湯で温まろうと国設羅臼野営上を目指す。しかし、お盆ということで羅臼野営上は大フィーバーとなっており、意地でも泊まろうとする頑張り人種を余所にさっさと近くの町立林間キャンプ場に移動する。キャンプ場に着くと雨が降り出してきた。マッハで飯を食い明日の計画を練る。明日は最低12度。ジャケットをシュラフの上にかけて防寒対策をして就寝。明日は晴れんかなー・・・



ツーリングデータ
リンク
魔手湖どっとねっと(摩周湖、屈斜路湖):http://www.masyuko.net/index.html
釧路湿原国定公園:http://city.hokkai.or.jp/~kkr946/
和商市場:http://www.washoichiba.com/
開陽台:http://www.nakashibetsu.jp/nakashibetsu.nsf/doc/kaiyou?OpenDocument
地図





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