猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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増毛、支笏湖、洞爺湖、積丹半島、室蘭出港、帰宅


8月20日。テントをたたみリヤカーを押して一日が始まった。まずは北竜町のひまわり畑だ。定番のB級マイナーロードを爆走し、北竜町に着くが、すでにひまわりのピークは過ぎていた。ひまわり募金をし、来年のひまわりに期待を持たせ、海に向かいまたもやマイナーロード爆走。

増毛国道。なんてすばらしいネーミングだ。頭の上のほうの木が伐採されまっくているジダン=へタレは走るだけで勇気がわいてくる。このネーミングを考えた偉人にはノーベル増毛賞を授けたい気分だ。

この日はR231の海岸線の美しさを堪能し、千歳まで走り就寝。「今日は良く育ちそうだ。増毛、増毛・・・」
R231増毛国道 R231増毛国道
R231増毛国道 R231増毛国道

8月21日。
天気は曇り。今日は初日に雨で見れなかった支笏湖、洞爺湖を回る予定だ。支笏湖に着いたころには天気は回復し、日ごろの行いのよさを十二分に実感しつつ湖を見る。支笏湖は巨大で道路からその全貌を見ることはできず、地図とにらめっこをした結果、湖のほとりにある「紋別岳」という山から見ることに決定。

「ぬぁにぃー!」紋別岳のふもとに来たヘタレは唖然とした。地図では頂上まで道路が走っているのに、その道路が私有道路(NTTのものらしい)のためバイクで走行できない!(柵があり進入不可)。引き返すべきか迷ったが「ここでやめてはヘタレが廃る。」とすでに廃りきっているヘタレは登山を決意。

「ひーこらひーこらばひんばひん。増毛ーいっぱーつ!」昨日の増毛パワーで紋別岳を登りきり(5kmもあったぞNTT!)支笏湖を写真に収めた。誰か、他に支笏湖を楽に見れる場所を教えてくださいな。
支笏湖
支笏湖

洞爺湖の湖畔を走っているとしきりに「昭和新山」の看板が目に入る。
「そんなによってほしいんならいってもいーけどー」とおそらくよってほしくないであろう看板の気持ちを無視し、昭和新山に立ち寄る。

昭和新山は昭和になってできた山だからその名がついたと高校で田中章吾先生が言っていたが(どーでもいい個人ネタですみません)、今なお活動を続けている活火山だった。山肌は火山性ガスのためかハゲていて、見るだけでもヘタレジダンには恐ろしいものだった。ずっと見ていると髪の毛を吸い取られそうだったのでロープウェーに乗り、数年前に爆発した有珠山(ウス山:これまた危険な名前だ)の火口を見て、毛髪危険地帯を離れた。
昭和新山 有珠山
昭和新山 有珠山

明日のフェリーで北海道を発つ予定であったが、予約が取れなかったので明日は積丹半島をまわる事にした。で、今日はなるべく積丹半島に着いておきたいと考え、ニセコパノラマラインを通り、積丹半島を目指す。

ニセコパノラマラインは低中速コーナーが主体の走り応えのある峠道で、ニセコ側から走っていくと景色がすばらしいとのこと。しかし、あいにくこの日は厚い雲の中に入っており、景色も走りも目いっぱい楽しむことができず、ちょっと残念。

結局この日は夜8時まで走り、積丹半島先端の道営野塚キャンプ場で宿泊。疲れた。
カムイ岬先端を望む 8月22日。昨夜は風が強くテントが飛ばされんかと心配だった。海岸沿いのキャンプ場は風の影響をもろに受ける。特に強風時はテントがオシャカになるときもあるそうなのでペグ等を常に持参しておいたほうが良いだろう。

今日の天気は下り坂と天気予報が言っていたので雨の降らないうちにカムイ岬に行く。

カムイ岬は荒々しく海に突き出た岬で、ダイナミックな景色はすばらしいの一言だ。岬先端までは遊歩道を歩いて20分くらい。遊歩道から見る景色はすばらしくぜひ歩いてみてほしい。
カムイ岬先端を望む

天気予報とは裏腹に晴れてきたので、積丹岬に行く。積丹岬「島武意海岸」はとてもダイナミックな海岸で渚100選にも選ばれている。泳ぐこともできるみたいだが、海水はとても冷たそう。北国の人で無い限り泳ぐことはできないのではないかと思う。

積丹岬のすぐ近くにある「岬の湯」は海岸が見える露天風呂があり雰囲気もいいのでぜひ立ち寄ってみては。
積丹岬、島武意海岸 積丹半島岬の湯
積丹岬、島武意海岸 積丹半島岬の湯

岬の湯でもう一度フェリー会社に電話してみると、今日の便に空きがあるとのこと。昨日駄目だったのに今日あいているのは不思議だなと思いつつ予約を入れる。
室蘭のフェリー乗り場には夜9時までに着けばよいので北海道一の大瀑布「賀老の滝」を見に行くことにする。

海岸を走るR229は日本海が美しく、荒々しい海岸線に冬の北国の厳しさが垣間見れる。この道路に限らないが、外海を走る道路はどこもお勧めできる。外海は波による侵食が激しく、ダイナミックな海岸線を作るからだ。また、外海は内湾より水がきれいで、海の青さがよくわかる。旅行に行くときは外海を走るルートを取り入れてみては。
R229積丹半島 R229寿都付近
R229積丹半島 R229寿都付近
賀老の滝 「ひーこらひーこらばひんばひん。ひーこら・・・なんで最後までこんなことしなくちゃなんねんだ。」
賀老の滝へは細い道を10kmくらい走った後、行き10分、帰り15分のハイクを要する。さらに、苦労して滝が見えるところまで行っても滝からは結構距離があり、その大きさをあまり感じられない。結局賀老の滝で得たものは、他人が見る気の起きないものを見たという事実。何しに来たんだか・・・
賀老の滝

室蘭のフェリー乗り場には夜8時に着いた。搭乗手続きを済ませ、近くの回転寿司で夕食を食べながら感慨にふける。家に帰るという安堵感と、北海道を離れる寂しさが入り混じった不思議な感じだった。まだ行きたい場所はたくさん残してあるから、いつかまた来よう。そう思いフェリーに乗り込んだ。
直江津港にてフェリーを降りる 帰りのフェリーはひどく揺れ、乗り物酔いに弱いヘタレは吐きそうになりトイレに行き、すんでのとこでこらえ、吐きそうになりトイレに行き、すんでのとこでこらえ、を船に乗ってる間中繰り返し、結局一度も吐くことなく気持ち悪さを全部貯金してフェリーを降りる。いつ下ろすんだ・・・?

長野まで下道で行き、長野から高速に乗り、家に無事帰宅。やっぱり布団で寝れるのは幸せだ。お家サイコー!
直江津港にてフェリーを降りる



ツーリングデータ
リンク
北竜町ひまわり畑
   料金:無料
   リンク:http://www.town.hokuryu.hokkaido.jp/index.jsp
千歳市観光連盟(支笏湖):http://www.1000sai-chitose.or.jp/
洞爺湖温泉観光協会:http://www.laketoya.com/top.html
ニセコ・リゾート観光協会:http://www.niseko.org/
積丹町(神威岬、積丹岬):http://www.kanko-shakotan.jp/
島牧村(賀老の滝):http://www.vill.shimamaki.hokkaido.jp/
地図







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