猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道・東北 甲信越 東海・北陸・近畿 中国・四国・九州 バイク装備紹介 改造・整備、車検記録
出発〜猪苗代湖
(最北の離島へ)


 朝5時に起きる。6時に出発予定だったが、いつも通りのノロノロぶりで6時30分ようやく出発。天気はどんよりしているが、雨は降っていない。

 市内を走るR5はまだ早朝とあって流れが良い。ところどころ濡れているので一雨あったのだろう。

 R5→R337→R321とつなぎ、日本海側を北へと進む。R231に入り、しばらく行くと都市部を離れ、いよいよ北海道っぽくなってくる。車の数も少なく、信号も少ない。天気も良くなり快適だ。

 増毛あたりから海岸沿いを走るようになり、景色もきれいだ。険しい海岸線が続く増毛付近はトンネルがとても多い。トンネル内は夏でも寒いので、この道を走るときは一枚上着を羽織って走ったほうが良いだろう。

 留萌で少し道に迷ったが、いたって順調に進む。留萌を過ぎてからのR232は砂浜海岸沿いを走るとてもキレイな道。青い日本海も美しいし、陸も草原状の開放的な景色で美しい。この場所は天気のめぐり合わせも良く、いつも晴れており、気分良く走れる。個人的に北海道でももっとも好きな道の一つだ。
R231は流れも良く快適な道。ま、北海道ですから。 留萌より北のR232は海岸沿いを走る絶景ロード。青い日本海が印象的。個人的にとても好きな道。

 天塩で道道106号、通称「オロロンライン」へと曲がる。オロロンラインはサロベツ原野を抜ける北海道らしいまーっすぐな道で北海道を目指すライダーなら誰もがあこがれる場所。

 素晴しい景色がすぐ広がると思っていたが、ちょっと雲の帯に入ったらしく、どんよりしてきた。しかし、ずんずん進んでいくとオトンルイ風車を過ぎた辺りで雲の帯の終わりが見えた。こういった天気の悪い場所を越えるということも移動距離が大きい北海道ならでは。晴れはもうすぐだ。
オトンルイ風車は見るたびに感動が薄れていく。歳のせいか見慣れたせいか。。。 オロロンラインを走る。頭上に広がっていた雲の終わりが見える。晴れの世界はもらったぜ。

 雲の帯を抜けると、まぶしいぐらいに輝く青い空と緑の大地、そして原野の中をまっすぐに伸びる一本の道。素晴しい景色、これぞオロロンライン、これぞ北海道だ。

 何度かオロロンラインを通っているが、これだけ天気が良いのは初めてだ。今日、この道を走れて本当に良かった。
青い空と緑の大地に伸びる真っ直ぐな道。これぞオロロンライン、これぞ北海道。

 素晴しい景色のオロロンラインを70km/hの良いペースで流す。特に急いでいないのでのんびり楽しみたいのだ。

 まぶしい緑の向こうには海に浮かぶ百名山・利尻岳の姿が見える。天気がいいから利尻岳もクッキリだ。今まで雑誌でしかこんなにクッキリした利尻岳を見たことが無かった。やっぱりクッキリ見えるもんなんだなー(ってあたりまえか!)。

 しばらく行くと海岸に下りれる場所がある。前に車が海岸にいて気になってた場所だ。今日は時間にも余裕があるし、こりゃ行っとくべきでしょ。
 
 と言うわけでバイクでレッツラゴーなのだ。「きっと良く締まった砂なんでしょ」と思っていたら湿っている場所意外は案外普通の砂で、海岸までの道路でスタックしそうになった。危ねーぜ。

 楽勝ではなかったが、海岸まで下りることができ、海岸を走る。いやー、楽しい。開放的な波打ち際の景色とスタックするかも知れないスリル感、海岸走りは最高だねぇ。

 バイクを止め、しばしぼんやり。気持ちの良い風が流れる。絶え間なく打ち寄せる波の向こうには海に浮かぶ利尻。穏やかでゆったりしたこの時間は今回の旅で一番良かった。
オロロンライン沿いの海岸に下りてしばし海と戯れる。今回の旅で一番楽しかった。やっぱ海岸は良いな。
海の向こうにはどっしりとした利尻の姿。まさに海に浮かぶ山。

 またまたスタックしそうになりながら道路までもどり、北を目指す。空は青く、左を見れば青い原野と利尻の姿が常に見える。素敵だ。

 途中、牧草ロールがコロコロした素敵な場所で記念撮影をして大満足で稚内に向かった。やっぱり、サイコーだよオロロンは。
抜けるような青空とまぶしいばかりに輝く緑。サイコーだよオロロン。


その1 | その2 | その3 | その4 | その5 | その6 | その7 | その8 | その9

北海道2008年夏トップへ

バイク北海道・東北トップへ戻るバイクトップへ戻る