猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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出発〜猪苗代湖
(最北の離島へ)


 朝からどんより雲。ちょっとやる気もなくなる。今日は利尻の南側を観光して、礼文に渡る予定。あまりやる気も出なかったが、ここにいてもしょーがないので出発。

 まずはガソリンを入れておかねばと沓形のガソリンスタンドに行くと、給油する機械にガソリン料金表なるものが貼ってあった。田舎のガソリンスタンドらしい。

 「どーれどれ、どのくらいだ?」と見てみるとなんとリッター209円もするではないか。「さすが離島。高けーな」と感心していたら、なんとこの値段は税抜きで実際はリッター219円!いやはや恐れ入りました。離島に渡る人は本土にいる間にガソリンを満タンにしておきましょう。
ガソリン量に対する価格表。これで読んで領収書は手書き。なかなかのへき地具合だ。 そして注目がこの値段。レギュラー209円か高けーな!と思っていらこれは税抜き。正しくは219円/L。恐るべし。

 スーパープレミアムな(価格だけね)ガソリンを満タンにして、快調に走り出す。沓形から南は訪れる観光客も少なく、道は空き空きだ。なんで観光客が少ないかというと見所が少ないからだ。てなわけで道はとても寂しげ。時折現れる集落は昔ながらの漁師町っぽいものでやはり寂しげだ。

 そんな南西海岸の楽しみは奇岩ウォッチング。見方によっては色々なものに見える岩があちらこちらにあり、なかなか楽しい。まー、これも楽しめるかは個人差あると思うけど。。。
沓形より南は交通量がとても少なく、天気も悪かったのでなかなか寂しげな印象だった。 ちょっとレトロな家が立ち並び、北の漁師町独特の雰囲気をかもし出していた。
あ、ドンキーコング岩。その隣は明日のジョー岩か。(伸二郎命名)。島の南西海岸は奇岩が多い。 ちょっと丸っこいゴリラ・カバ融合岩。島の南西海岸は想像力をフルに使い、楽しみましょう。

 島の南東にはオタトマリ沼という利尻ではちょっと有名な沼がある。なんで有名かというと沼に利尻岳が映り、とても景色が良いからだ。しかし、どんよりなこの日、利尻岳は雲に隠れて見えず、当然沼にも映らない。沼はフツーの沼でしかなかった。晴れた日意外はここは訪れんでもいいかな。

 そんなオタトマリ沼で唯一良かったのが、ソフトクリーム。駐車場脇にあるお店で売っている「万年雪ソフト」はミルクの味が濃厚でとても美味しかった。ここを訪れたらぜひ食べて欲しいものだ。
水面に利尻岳が映るらしいオタトマリ沼も曇りでは単なる沼に過ぎない。晴天時に訪れましょう。 万年雪ソフト。ミルクの旨味がたっぷりでとても美味しかった。お勧め。

 島の東側を北上していたら、次第に雲が晴れてきて、鴛泊の近くになったら、すっかり晴天になった。島の南、西はあんなに曇っていたのに。利尻はそれほど大きな島ではないけれど、場所によって天気がずいぶん違うもんだな。だいたい、南は天気が悪く、北東は天気が良いみたい。ご参考に。

 鴛泊の港で礼文行きのフェリーの手続きを済ます。時間になり、フェリーに乗り込むと軽やかに港を出て行った。船が小さいと動作が機敏だな。

 波が少し高かったので船酔い防止の為、外に出る。甲板から3日間滞在した利尻を眺める。実に端正な形をしている。やはり、利尻は外から眺めるのが一番良いな。
あんなに曇ってた南・西側とは裏腹に北東はご覧の通りの晴天。利尻島は天気を考えて観光する場所を選びたい。 カモメに見送られ、利尻島を後にする。色々な思い出をありがとう。

 船が礼文に近づいたので、船内にもどる。ふと窓を見てみると船が巻き上げた水しぶきにより虹が出来ていた。なんだかいいことありそうだな。

 船は礼文の港に着いた。どこへ行こうかと迷ったが、まず最初に明日歩く予定である場所を確認しておこうと島の南側に行く。島の南側は穏やかな海岸と集落が続くのんびりしたところ。目立つところは無いが、結構いいところだ。

 明日の為にバス停を探していたが、端っこまで行っても見つからない。おかしいなとおもいつつ戻ってきたら、あったよあった、面白い形のバス停が。

 漁師集落っぽい木の小さな建物がバス停だった。バス亭の名前は「知床」。あの有名な観光地と一緒の名前だ。こんなとこにもあったんだね。

 バス停の位置も把握し、来た道を戻る。途中、ナウシカちっくな消波ブロックをのんびり眺め、島の南海岸を満喫。ナウシカの歌を口ずさみながら次なる目的地・桃岩へと向かうのであった。

 ラン、ランララランランラン、ラン、ランラララン。。。
フェリーからぼんやりと虹を見ていた。孤独を愛する伸二郎は今日もほんのりロマンチスト。 礼文にも知床があるとは。おどろキング。そして、この雰囲気のあるバス停。なかなかやるな礼文。
礼文の海岸に広がるナウシカワールド。歌が耳から離れない。ラン、ランララランランラン。ラン、ランラララン。。。


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