猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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出発〜猪苗代湖
(最北の離島へ)


 昨日、早寝したおかげで目覚めは良かった。朝飯を食べ、コーヒーを飲んでまったり。今日は、昨日横を素通りした函館に戻り、市内観光をする予定だ。

 テントを撤収して、のんびり出発。まずは夷王山周辺をぶらぶら。キャンプ場に近い場所に変わった展望台がある。太陽の塔だかなんだかそんな名前だったような気がする。やたらとゴツイその塔からは江差に向かって伸びる海岸線や、すぐ近くの牧草地の眺めが良い。
夷王山キャンプ場は芝生が綺麗なところ。無料だが、良く整備されている。店から遠い他はなかなか良い場所だ。 夷王山キャンプ場近くにある展望台。なかなかゴツイ。
展望台からはなかなかの眺め。穏やかな海岸線の向こうには江差のかもめ島が見える。 夷王山と言っているものの、山というより台地といった感じで、周辺には牧草地が広がる。

 お次は風車見学。夷王山は風が強く、風車を設置するのに向いてるみたいだ。伸びやかな丘の上に建つ風車はやっぱ素敵だ。

 風車を見た後、一路函館を目指す。上ノ国の市街地から道道5号でのんびり東へ。道道5号は山間を走る静かな道で、途中には北海道にはあまり無いワインディングがある。また、踏切が多く、中にはカーブの後にすぐ踏切があったりもするので、ブラインドカーブのスピードは控えたほうがいいだろう。

 道道5号は木古内でR228とぶつかり、そこから函館まではほぼ一本道。途中、またしても当別トラピスト修道院を発見できず素通り。はてさて、どこに看板があったのだろう?うーん。。。
夷王山は風車が何機かあり、風が強い。キャンプ場も結構風が吹いていたのでペグは必須だな。 上の国と木古内を結ぶ道道5号は踏切が多い。一部はカーブの先にあるので、スピード出しすぎは注意。

 函館市内で最初に観光する場所に選んだのは五稜郭。星型の珍しい城跡はなかなか興味深い。五稜郭タワーの向かいにある駐車場にバイクを止め、タワーへ持ってく荷物を整理してると、小樽で警察からもらったセイフティーフラッグとウェットティッシュが出てきた。ホクレンフラッグ無き今、こいつが北海道ツーリングの象徴になるかもしれんな。

 それにしても暑い。北海道とは思えんほどだ。やっぱり大都市は北海道っぽくないな〜。そういえば、今年はなんだか北海道に来てる気があまりしない。道南はやっぱ雰囲気が他の北海道の地域とどこか違うんだよな。

 五稜郭タワーは五稜郭にあわせ、展望スペースが五角形になっていた。なかなかお洒落だ。さらに驚いたのはエレベーター。動き出すと、照明がブラックライトになり、壁には古き明治時代の絵が浮かび上がってくる。雰囲気が現代風でちょっと五稜郭のイメージとのギャップに驚いてしまった。

 展望スペースは360度の眺め。素晴しい。ガラスは向こう側に傾斜しており、遠くだけでなく、足元も良く見える。下に広がる五稜郭の全景を見やすくするための工夫かデザイン的なものかは分からないが、なかなか良い。その五稜郭は想像通り素晴しく、昔の人はよくこんなにも正確に星型を作れたもんだと感心してしまった。
小樽で警察から渡されたセイフティフラッグとウェットティッシュ。ホクレンフラッグに変わり、北海道の主役になる? 五稜郭タワーは五稜郭と同じ五角形。ちょっと凝ってるね。
エレベーターは動き出すと、ブラックライト照明に変わり、明治?時代の絵が浮かび上がる。こちらも凝っている。 展望台は足元まで良く見えるようにガラスが傾斜している。おかげで下を見ると、結構スリリング。
美しい星型をした五稜郭。正確な測定器も無かった昔にこれほどまでに綺麗な形の建築をするとは。驚きです。

 五稜郭のお次は函館山周辺のちょっとお洒落な函館市街地観光。バイクを止め、徒歩で見学。まずは代名詞?の坂の傾斜にびっくり。こいつは自転車じゃ登れんな。

 そんな坂道を登りきり、振り返ると、素晴しい景色が広がっていた。坂道の向こうには海が見え、なんだかとても素敵な気分にさせる。神戸、長崎もそうだが、海辺で坂が多い街はどこか景観が素敵でお洒落だ。
函館山付近は坂が多い。自転車族には結構厳しいな。 しかし、坂が多い町はどこも美しい。神戸、長崎、小樽など、坂が多い海辺の街は景観が優れている。

 坂道を登りきった場所には海を眺める教会がある。まずは雑誌などで目にしてとても興味があったハリストス正教会。正教会はロシア正教というキリスト教の教会で、屋根の形状や色使いなどにモスクワっぽい雰囲気がある。思ってたほど大きくは無いが、デザイン的にはとても素敵だ。

 中の見学は有料(協力金200円)。中は外観とは異なり、とても落ち着いた雰囲気だ。
ハリストス正教会。独特なエメラルドグリーンの屋根が印象的。大きさは思ったより小さい。 独特な形状の屋根。ロシア風ビザンチン様式だそう。そういえば、ロシアのクレムリン付近の建物に似てるような。。

 ハリストス教会の庭ではバラが咲いていた。地元愛知県では5月に咲くバラが真夏に見れるとは、さすが北の大地だ。

 ハリストス正教会のすぐ下にはカトリック元町教会がある。尖がった屋根が印象的なカトリック元町教会越しに函館の町が見えるのはなかなか雰囲気が良い。
さすが涼しい北海道、バラが真夏に咲いているとは。 ハリストス正教会からみるカトリック元町教会。尖がった塔越しに見える町並みが素敵だ。

 今回、合計3つの教会を見たが、個人的にはカトリック元町教会が一番デザイン的に好きだ。高さのある迫力ある外観は単純に見る者に感動を与える。また、外観だけでなく、中もデザイン的にとても素敵だ。

 直線基調な外観とことなり、曲線を主体とした内装はザビエル教会などの雰囲気に良く似ている。とても素敵だと思うので、カトリック元町教会を見学の際はぜひ中も見学して欲しい。
個人的に、3つ見た教会の中で一番デザインが好きなのがこのカトリック元町教会。ゴシック様式の建物は尖った外観と裏腹に、内装は曲線を中心とした美しいもの。どちらも一見の価値有り。

 元町教会を見学した後は坂道を下り、赤レンガに向かう。途中でお腹も空いてきたので、道沿いのイタリア料理店に入って昼食。パスタランチを食べた。

 パスタはアンチョビソースで大きなイカが沢山入ってボチボチ美味しかった。食後のデザートは3種類の味が楽しめ、なかなかだった。たまにはイタリア料理も良いもんだな。
お昼は通りにあるイタリア料理店にぶらっと寄った。アンチョビソースのパスタは初めてだったが、ボチボチだった。 デザートは桃にカスタードクリームが乗ったものがとても美味しかった。程ほどに満足。


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