猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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出発〜猪苗代湖
(最北の離島へ)


 朝から雨模様。やる気もでねーぜとホテルでウダウダ。ホテルの朝食を満腹になるまで食べ、部屋に戻ってまたウダウダ。今日はどうするか考えたが、北海道らしさを味わいたくて道東に行くことにした。天気は明日の午後には回復するといってるし、とりあえず今日は雨を我慢して移動だな。

 ようやく出発。が、その前に土産を買っておこうと札幌駅に行く。駅周辺はバイクを止めておくと駐禁を切られそうだったので、バイク駐車場を探すもなかなか見つからない。バイクの駐車場はまだまだ普及が遅れており、見つけるのも一苦労。何度か聞いてようやく発見。やれやれ。

 札幌駅で土産物を物色した後、すぐに走り出す気になれず、ビックカメラでうろうろ。D700のシャッターフィーリングに惚れ惚れし、物欲に火が着く。欲しい!D700欲しい!結局カメラコーナーの前で2時間もつぶしてしまった。俺は北海道に何しに来たんだ。。。

 さて、すっかり昼時になったので、昼飯を食べていく。店はビックカメラが入っている札幌エスタの10階にある「らーめん共和国」。ここは道内の有名店が一同に集った場所。ラーメンファンには魅力的なところだが、昼時は行列必至だ。

 ラーメンに詳しくない伸二郎はメニュー写真を見て「ぴぅからーめん」を選ぶ。食べたのは味噌ラーメン750円。こってりかなと思う外観と裏腹にわりとあっさりな味付け。優しい味が好きな人には良いかな。
最近、バイクも駐車違反を取られる可能性があるらしく、駐車場を探すが、なかなか無い。何回も聞いてやっと発見。 札幌でラーメンを食べてないのも寂しいなと思って、駅前エスタのらーめん共和国へ。なかなかの賑わいだ。
選んだのは写真がいかにも美味しそうだった「ぴぅからーめん」という店。頼んだ味噌らーめん(750円)は優しい味。もう少しこってりでもよいかなと思うが、これはこれで良いかな。

 だーいぶ遅れて札幌を出発。途中までは特に本降りにならず、なんとか走ってたが、日勝峠に差し掛かったら本降りに。寒さも加わり、これはなかなかキツイ。

 出発の遅れがたたって、次第に辺りは暗くなり、だんだん心細くなってきた。今日は士幌高原ヌプカの里という場所でキャンプをする予定だったが、すっかり暗くなってきたのでよく知ってる「上士幌航空公園キャンプ場」に変更。真っ暗な土砂降りの中、ひたすら我慢して走り、ようやくキャンプ場到着。

 雨が降りしきる中、テントを張り、中にもぐりこむ。夕食を作るとようやくホッとできた。しばらくぼんやりした後、寝袋に入って就寝。明日晴れますように。。。


 翌朝、雨はすっかり上がり、雲の間からは晴れ間も見える。よっしゃ。昨日頑張って走った甲斐があった。のろのろ準備していたらさらに天気は良くなり、すっかり快晴となった。いんやー、うれしいねー。

 朝早くから集金に来てくれたオバチャンにお金(500円)を払い、キャンプ場を後にする。キャンプ場を出てすぐにこれぞ北海道という景色に出会う。真っ直ぐな直線道路、広大な緑の牧草地、これぞ道東、これぞ北海道だ。やっぱ道東は良いなー!
もう何回目だろ。遅い時間でも安心してテントが張れるからいつもこのキャンプ場をつかっちゃうな。 帯広周辺は真っ直ぐな道が多い。いかにも北海道らしい風景。やっぱ北海道は道央、道東だな。
あまりにも緑がまぶしかったのでついつい立ち止まって写真を撮る。青い空と緑の牧草地。これぞ道東、これぞ北海道。
なだらかな畑に青い空、白い雲。手を模った道しるべがまた良い感じを出している。

 ヌプカの里はあいにくの曇り空だった。平地から山になる場所にあるため、雲がかかりやすいみたいだ。残念。景色的にはナイタイ高原牧場のほうが良いかな。

 ヌプカの里のお次は十勝牧場に向かう。目的は白樺並木だ。途中の道路からは相変わらず北海道っぽい風景が広がり、実に気持ちが良い。晴れって素晴しいな。
士幌高原ヌプカの里からは天気がよければ十割平野が綺麗に見える。でもここは曇りやすいみたいでこの日も曇り。 帯広は領地の境を防風林みたいなもので区切ってあり、それがまた景観のアクセントとなって良い。

 今まで何度も帯広に来ているが、十勝牧場の存在を知らなかった。ここの存在を知ったのは妹に教えてもらったから。とても良かったと言っていたので、すごく期待していたが、期待が大きすぎて、感動はあまりなかった。やっぱ、事前に詳しく知りすぎるのは良くないな。
十勝牧場の白樺並木。前もって「凄く良い」という意見を聞いていたので、それ程感動しなかったが、ボチボチ良いです。

 十勝牧場の白樺並木を進んでいくと、やがて展望台へとたどり着く。ちょっとした丘になっており、西、北側は遠くまで見渡せるが、そんなには感動しないかな。

 十勝牧場を後に帯広市街へ向かう。お目当ては帯広名物「豚丼」。選んだのは札幌に数店舗支店のある豚丼のチェーン店「いっぴん」だ。ネットでの評判が良く、期待が持てる。国道や主要県道沿いでない為にちょっと店の場所は分かりにくい。目印はドンキホーテかな。

 やっとこさ店についてびっくり。なんと店の外まで行列が出来てるではないか!うーむ、想定外だ。こんなに人気があるとは。待つのが嫌いだったので、とりあえず名前を書いて、第二候補の店に行くが、こちらも大行列。結局いっぴんに戻る。豚丼はいつからこんなに人気になったんだ?

 いっぴんの豚丼はまさに「逸品」だった。適度にジューシーで香ばしく、味も絶妙だ。人気なのが良く分かる。今まで食べた豚丼で1,2を争うレベルだ。写真もお見せしたかったが、店内は撮影禁止!残念!写真はこっち参照→いっぴん
十勝牧場展望台。何が見えるかと言うとだだっ広い牧場と山。でっかいどーってな感じ。 豚丼「いっぴん」。よもやの大行列。お盆の昼時、豚丼の店はどこも人人人。順番待ち必至。味は良かった。

 腹も満たされたところで次なる目的地に向かう。次の目的地は海が見えるダートが有名な昆布狩石ダートだ。R38を南へと進む。天気は相変わらず良いが、次第に肌寒くなる。海からの冷たい空気の影響だろうか。やっぱ道東の海側は夏寒い。

 途中、気持ちの良い牧場で暇をつぶしながら、昆布狩石到着。期待したダートは。。。うーん、あんまり良くない。個人差あるかも知れないけど、評判ほど良くないと思う。

 ダートが終わり、道道1038にぶつかる。ここからはシーサイドラインだ。振り返ると美しい海岸が目に飛び込んできた。綺麗だ。ダートはイマイチだったけど、この綺麗な風景に合えたのは良かった。結果オーライだな。
昆布狩石の牧場。世間に見放されぎみの伸二郎に近寄ってくれた優しい牛。ありがとう黒毛君。 昆布狩石のダートは雑誌が騒ぐほど良いところではない。個人差あるけれど、期待するとまずがっかりするかな。
昆布狩石海岸。ダートが終わり、舗装路になったところから撮影。なかなか良い景色。なんでダートだけ宣伝されるんだ?

 海沿いを走る道道1038は車も少なく、気持ちよく走ることが出来る。なかなか良い道だ。昆布狩石ダートよりずっとお勧めだな。

 道道1038はR38にぶつかり、そこからR38を釧路方面へ。淡々とした道が続き、湿原ぽい風景が現れだしたら道の駅「しらぬか恋問」がある。ここは知る人ぞ知る豚丼のレストランがあることで有名で、伸二郎が来たのももちろんそのため。

 お昼にも豚丼食べたのにまた豚丼かい!と思うかもしれないが、HPを作るものとして画像の無い思い出など無に等しい(ウソ)ので、どうしても写真の撮れる豚丼のお店に行きたかったのだ。いやー、写真はわが人生。
昆布狩石海岸から続く道道1038号は海沿いを走る道。海を間近に感じる。 道の駅「しらぬか恋問」。ここへ寄ったのは他でもない。本日2回目の豚丼を食べる為だ。

 この日、2杯目の豚丼は「レストランむーんらいと」の「この豚丼」1000円。4枚の普通サイズにしたが、一枚一枚が大きく、なかなかのボリューム。ご飯も少し多めだ。

 お味はコッテリ。肉はジューシーでタレも濃い目。まさにガッツリ系の豚丼だ。ガツンと豚丼が食べたい人にはお勧め。写真も取れたしお腹も満たされたし、満足、満足。
レストランむーんらいとの「この豚丼」(1000円)。肉厚でジューシーなロース肉をこってりなタレで味付。食べ応え有る。

 この日は「あわよくば多和平まで」、なんて思ってたけど、出発の遅い伸二郎に「あわよくば」なんて存在しない。もう1時間も走れば暗くなってしまう。地図を見て、釧路から近い「鶴居村民広場」キャンプ場に泊まることに決定。

 相変わらず何も無い釧路湿原を横目に北へと進み、鶴居キャンプ場到着。ちなみに、入り口は道道1093号沿いだ。ツーリングマップルだとわかりづらいから注意して。

 鶴居キャンプ場はすごいフィーバーっぷりでテントを張るスペースがほとんど見当たらない。やっとこさ一張分のスペースを見つけて張れたが、もう少し遅かったらアウトだったな。いやー、びっくらこきのすけ。

 この鶴居キャンプ場の良いところはすぐとなりに温泉施設があること。これは風呂に入った後、靴下を履くのが大っ嫌いな伸二郎にとって素晴しくありがたい。だから人気なのかな〜。

 さっそくお風呂に入りに行き、風呂上りに座敷でくつろぐ。いやー、快適だな〜。十分に休んでからテントに戻る。今日は星空が綺麗な夜だ。

 キャンプ場は家族連れがほとんどで夜も騒がしかったが、あっちゅーまに眠りに着いた。明日は北海道最終日だな。。。
いつ見てもぱっとしない釧路湿原。うーん、釧路湿原とは感性があわんのだろうか。 夜はつるいキャンプ場に隣接した温泉で汗を流す。そしてドリンクで栄養補給。キャンプで栄養を取るにはジュースだ。


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