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つづら折れの棚田、耶馬溪

 5月5日。 
今日は九州最終日。天気が案外良く、当初考えていたところはほとんど行けた。今日のメインは耶馬溪。紅葉で有名なところだが、この季節でも楽しめると予想して行くことを決めた。
 まず久留米まで北上し、そこからR210で西へ。浮羽町に入ったところで道の看板に「つづらの棚田右折」の文字が。全国棚田委員のヘタレ(ウソ)は委員の使命を果たすべく棚田に向かう。
つづらの棚田は形がとてもしっかりしてた。

 細い道をえんやこらえんやこらと行くと美しい棚田が目の前に現れた。ここの棚田は石垣の形がとてもしっかりしていてきれいだ。しばらくぼんやりした後、来た道を戻りR204へ。
棚田とヘタレ号。まだ稲は植わっていなかったが、もう少ししたら水が張られてきれいな苗が植わるだろう。

 日田市でR212に折れ、耶馬渓を目指す。耶馬溪には雑誌などに紅葉写真が良く載る深耶馬渓、R212沿いの本耶馬溪、少し奥に入ったところにある裏耶馬渓などがあるが、この日目指したのは深耶馬溪。

ヘタレの想像ではR212沿いから深耶馬渓までずっと切り立った崖があるもんだと思っていた。が、しかし、実際には雑誌で紹介されている風景はきわめて短い間のことであとは普通の山ん中といった感じだった。なんちゅーか、ゴールデンウィーク時期に訪れる価値はあまり無いかな。

 ここで昼飯を食べた。そばののぼりが多くかかっていたので、そばを食べることにした。八景のところにある食事処でお店のおばあちゃんにそばセット(冷たいそば)を頼むとあったかいそばセットが出てきた。やるね、ばあちゃん。

しかたがないのであったかいそばを食べる。味は普通かな。そばはふつーの味だが、他の山菜の類はとても美味しかった。きちんと地元の素材をつかった料理といった感じで、九州で食べた中で一番だった。こんなんを食べるようにせんとなー。
深耶馬渓の名所「八景」。特に良くも無し。 耶馬渓で食べたそば定食。山菜料理が美味だった。

 このあと、本耶馬溪の青の洞門というところにいったが、こちらも特に良いとは思わなかった。なんちゅーか、ただのトンネル?紅葉時は良いかもしれないが、この季節は特に寄るほどのもんでもないと感じた。
青の洞門の場所はゴツイ岩肌。 ただのトンネルにしか見えん。何で「青」の洞門なんだ?

 次に訪れたのは羅漢寺。ここはあまり期待をしていなかったが、なかなか良かった。普通の寺とは違い、崖の岩を削って、もしくはもともと空いてる穴の部分を利用して寺を建てている。このようにして作られた羅漢寺はなかなか迫力があるものだった。

 また、寺全体で3700体を超えるといわれる仏像が作り出す光景にも驚かされた。願い事をしゃもじに書いていることもユニークでよい。もう一つ言うと、シングルリフト(麓〜羅漢寺:往復840円)に乗れるのも良い。

 とにかく、ヘタレの考える寺の姿にほとんど当てはまらないその独自性が心を引かれた。猫もいたし。羅漢寺はヘタレ的にはお勧めです。
リフトで本堂のある辺りまで登る。寺でリフトにのるとは思わんかったな。 五百羅漢といわれる、羅漢寺のメインみたいなところ。独特の雰囲気に包まれる。
羅漢寺は崖にへばりつくように建っている。他に無い独特な雰囲気が良い。
羅漢寺のアイドル、キジ虎。とてもおとなしい猫でした。 羅漢寺の本堂。上の階に行くには裏から迷路のような通路を通っていく形。とっても変わった建物だ。
 羅漢を後に別府を目指す。R500を通り別府へ。この道は一部細い部分があったがおおむね走り易く、別府サファリ近くでは景色もなかなかだった。

 16時くらいに別府に着く。フェリーの乗船手続きには時間があったので別府温泉で一番古い竹瓦温泉を見に行く。ここは以前に一度入ったことがある思い出の温泉。

 お湯が熱くて水を入れたっけ。今回は時間に余裕が無いので入ることは無かったが、外からでもその歴史ある建物を楽しめた。
R500、サファリパークの辺り。風景よし。
別府温泉にある竹瓦温泉。明治12年創業の建物はとても味のあるものだった。
 フェリーの乗船手続きを済ませ、フェリーに乗り込む。帰りは別府を夜出て大阪南港に朝つく便だ。行き同様2等寝台が取れたのでなかなか快適だ。早々と夕食を済ませ、風呂に入り、ベッドで休む。

フェリー乗り場。今回もいい旅ができたな。

5月6日
 大阪南港に着くと朝からポツリとあいにくの雨。東名阪では雨が強く降り、伊勢湾岸道では暴風雨だった。カッパのポケットが浸水して中に入れてたケータイが壊れたくらい。だから家に帰った時にはホッとした。

 今回の旅もなかなか良い旅だった。目的の場所は大体回れたし、何よりも天気が良かったのがいい。そして、事故やトラブル無く回れたこともよかった。来年は四国、中国かな。。。



ツーリングデータ
つづらの棚田
場所 福岡県浮羽市
特徴 急な傾斜地に広がる棚田。日本棚田百選にも選ばれたその姿はなかなか。秋には田んぼ脇に咲く彼岸花が美しい。
耶馬溪
場所 大分県中津市(元耶馬溪町)
特徴 紅葉で有名な渓谷。中でも一目八景は夫婦岩、烏帽子岩、仙人岩等周囲の景勝八景が一目で望める人気スポット。今回春に訪れたが、私の感想としては今ひとつかなと。紅葉期以外は好みが分かれそうだ。
リンク http://www.city-nakatsu.jp/modules/yabakei/index.php?id=1
本耶馬溪
場所 大分県中津市(元本耶馬溪町)
特徴 どうやら合併前の耶馬溪町と本耶馬溪町で「耶馬溪」、「本耶馬溪」と言い分けているようで、青の洞門、羅漢寺がある辺りを本耶馬溪と呼ぶ。こちらも秋の紅葉が有名な場所。
特に良いと思ったのは羅漢寺。崖をくりぬいた場所にある無数の石仏は他には無い独特の雰囲気に包まれる。
リンク http://www.city-nakatsu.jp/modules/honyaba/
関西汽船
特徴 大分県別府観光港と大阪南港を結ぶフェリー。別府を19:00発 ⇒ 大阪南港6:20分着。
料金 2等運賃7900円+バイク5100円=13000円。
リンク http://www.kanki.co.jp/





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