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みずがき山 '05年10月


雁坂峠からは笹野原の急下降。ジグザグを切って急激に標高を下げていく。
しばらく下ると森の中に入り、大きくジグザグを切ってすすむ。

森の中の登山道は静かで、なかなか良い雰囲気。冬はうっそうとしてなくて明るいのが良い。
森の中を下っていくと沢沿いを進む形となる。初めはずっと右岸を進んでいくが、この渡渉点で左岸へと渡る。

沢は雨後でなければ水量も多くなく、橋が無くとも渡れる。というか、橋は細く、雪がある時期なら橋を渡らないほうが帰って安全だ。
左岸になると登山道は少し危険箇所が増える。斜面をトラバース気味に進んでいくが、所々谷側が切れ落ちており、うっかり滑らすとかなり危険なことになる。雪の季節は特に注意が必要だ。
ひたすら長い左岸の道を進んでいくとこの橋でようやく登山道も終わり、これ移行は舗装された林道歩きとなる。
舗装された林道は傾斜も緩く乾いた路面はとても歩くのが楽チン。
後を振り返ればひーひー言って歩いた稜線が綺麗に見える。すっかり天気が良くなったみたいだ。

こうして見ると緩やかな道に見えるんだけどなぁ。
林道歩きは楽チンで良いねーなんて思ってたら突如黒光りする路面が現れた。

「ん?」と思った次の瞬間、体のバランスが崩れドッテンコロリン。不覚、アイスバーンだったか!

それにしてもよく凍ってる。登山道はほとんど凍ってなかったのに、地面に水分を吸収されない人口道路は冬にこうも弱いのか。

登山ルートで一番危険なのはこの林道アイスバーンかもしれないな。
時折現れるアイスバーンにビビリながらもようやく雁坂トンネルまでたどり着いた。林道終点まであと少しだと思った瞬間、信じがたい光景が目の前に現れた。
それは泣く子も黙る登山者破りのスーパーロングアイスバーンだ。

ありえんほど凍ってやがるな。

間違いない。今回の登山で一番の危険ポイントだ。。。
ガードレールに捕まりながらツルツル滑るのをこらえ、なんとかスーパーアイスバーンをクリアすると林道脇に控えめな登山道への分岐を発見。

登山口へはこっちの登山道を行く。もう少し、目立つ看板にして欲しいな。。。
登山道を下り、これまたどちらに行くか分からない林道の分岐を越え、ようやく道の駅にたどり着く。

安堵感と充実感が溢れてくる。良かった。
道の駅からわずかな上り傾斜をひーこら言いながら進んでいくとようやく駐車場到着。いやー、お疲れさん!
着替えを済ませ、車を走らせる。

混雑する甲府市内は通りたくなかったので、勝沼ICまで走り、そこから高速に乗り、小淵沢ICまで走る。

小淵沢で高速を降りた後、往路でニャンコとあった道の駅に立ち寄り、ニャンコを探すと、やっぱり待っててくれた。

コンビニで買った猫エサをあげて別れを告げ、家路に着いた。これから寒くなるけど、頑張って生きろよ。

22時過ぎ、無事に家に帰宅。

今回の登山は天気も良く、素晴しい景色が見れてとても満足。ただ、ちょっとこの時期の奥秩父を甘く見すぎてかな。次に来るときはきちんと冬季登山靴とスパッツを持ってこよっと。


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