猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その14
エッフェル諦め西へ


5/4
6:00起床。今日はエッフェル塔を観光してからモンサンミッシェルへ移動する予定。

朝の光がエッフェル塔とアンヴァリッドを照らす。雲は多めだが、幸い雨は降ってない。

スーツケースに荷物をまとめ、6日間お世話になったホテルをチェックアウト。本当にいいホテルだった。
エッフェル塔観光の間、荷物をホテルで預かってもらうことにして、さっそくエッフェル塔へ。

近くから見ると結構大きい。特に下の部分はでかい。

建設当初はいろいろな意見があったようだが、今では立派なパリの象徴。無数のトラス構造が素敵じゃないか。
一通り外観を楽しんだ後、棟に登る為、チケットを買おうとするが、営業開始前だというのにすでにスーパー長い列。うぉっ、まさかこんなに朝早くから並んでいるとは、不覚。
それでもせっかくパリに来たんだからとひたすら待つ、待つ、待つ。。。いや、やけに進むのノロくないか?と思ってたら後でエレベーターが1つ修理中だとわかった。どおりで。

待ってる間気になったのは軍隊の巡回。観光名所だからテロを警戒していたのか、大統領選が近かったからテロを警戒していたのか、わからないが、おもちゃのようにふつーに自動小銃を持ってる様にはちょっとびびった。海外ってすごいね。
結局、3時間!待ってエレベーターに乗ることができず、タイムアップ。まさかこんなにエッフェル塔で待つことになるなんて・・・。

今回はエレベーターが一つ修理中だったのでなおさら待ち時間がかかったが、普段から1時間待ちは当たり前のよう。エッフェル塔に来るなら、ぜひとも事前に予約をされたし。直前の予約はできないが、2か月前とかならできるみたいだからぜひ!

エッフェル塔を諦めると、ぽつぽつと雨が降ってきた。エッフェル塔は少しメトロの駅からは遠い(RERは近い)のでタクシーでホテルまで帰ることに。

タクシー乗り場に行くとまたしてもメルセデスBに乗ることに。せっかくフランスなのに。まー、母ちゃんも乗るので乗り心地がよいベンツでもいいか。

タクシーは順調に走り、ホテルへ。やっぱりタクシーは楽ちんだな。

ホテルで預けておいたスーツケースを引き取ると、メトロでモンパルナスへ。モンサンミッシェルへはTGVでレンヌに行った後、バスに乗り換えて行く。

TGVは正面から見るとウォーズマンというか、ロビンマスクと言うか、カラスというか、面白い顔をしている。日本でも新幹線はカモノハシだし、鳥の顔に似るのかな?
今回は1等の席を予約したが、これがイマイチだった。ネットではTGVは前後間隔が狭いから2等はイマイチだと書いてあったが、2等のほうが絶対良い!

1等は間隔が広くなっているが、なんと向い合せの席。足が向かいの人と重なり、動かすと当たっちゃいそうで動かせず。座りにくいのなんのって。なんでこんなイマイチな構造にしたのかはわからないが、最悪のシステムだ。

もしかしたらこの路線の車両だけかもしれないが、1等より2等を選んだほうが全然良いだろう。
イマイチな1等の旅を2時間ほど過ごすとレンヌ(Rennes)駅へ。

レンヌ駅からはモンサンミッシェル行きのバスに乗り換えるのだが、いまいち場所がわからん。ネットの口コミでは駅を出ればすぐ右側にあるのでわかると書いてあったが、右にバスの姿は見えん。

乗り継ぎの時間もないので焦って周りの人に聞くとやっぱり右を差す。良くわからんが、行ってみると、”隣に見えていた建物”はバス駅(バスの切符売り場)でその奥にバスはあった。そりゃ見えんし、わからんよ。

レンヌからモンサンミッシェルに行こうと思っているあなた、バスは北口を出て右側に見えるこの白いビル(下の写真正面の白いやつ)の奥にいますよー。
何とかバスに乗り、チケットを運転手から買い、席に座る。バスはレンヌの市街地を抜け、ぐるりぐるりと進みながら1.5時間ほどでモンサンミッシェル対岸のホテル街に着いた。

対岸のホテルに泊まる人はたいてい、「ラ・カゼルヌ・オテル La Caserne Hotels」というバス停で降りることになるのでお忘れなく。

モンサンミッシェル付近はもっともっと田舎だと思っていたが、案外すっきりとした現代風ホテルの景観。またバス停のすぐ隣にはスーパーもあるし、レストランもあるし、結構便利。意外だ。
それにしても日本人が多い。GWだからか。異国の雰囲気があまりなくて少し残念だ。

予約していたホテル「ラ・ディグ La Digue」は道の西側では最もモンサンミッシェル寄りで目の前の道路やホテルのレストランからはモンサンミッシェルが見える好立地だった。

チェックインを済ませると、部屋へ。パリで泊まっていたブライトン程の高級感、広さはないが、ちゃんとベッドが3つあるし十分だ。布団は薄く見えるが、暖房設備があるのでこれで十分。
ユニットバスだが、ちゃんとバスタブがあって、使い勝手は良い。綺麗に掃除もしてあるし、良いじゃない。
少し休んだ後、ちょっとモンサンミッシェルを見に行くが、曇りでいまいち綺麗に見えず。まー、明日に期待だ。
そうこうしてるうちにお腹が空いてきたので夕食にする。夕食はめんどくさかった(そればっか!)のでホテルで済まそうと思っていたが、ホテルのレストランのウエイターが全然呼んでも来ないのでムカついて外へ。

選んだのはバス停の目の前にあった「ル・プレ・サレ(Le Pre Sale」というレストラン。
中に入ると、なんと日本語メニューを持ってきてくれた。パリよりもずっと観光客の割合が多いので日本語メニューを用意してるんだろう。

日本語メニューのおかげ&わかりやすいコース料理だったのでラクラク料理を選ぶことができた。また値段もお手頃。前菜、メイン、サラダ、デザートで29ユーロ。パリのビストロよりずっと安い。
嫁と母ちゃんの前菜はサーモンのカルパッチョ。味良く、ボリュームもあってなかなか。
伸二郎の前菜は魚介のスープ(Soup de Poisson)。一緒にちっちゃいパンとチーズ、なんかのソース(Rouilleってゆうオリーブオイル、ニンニク、パン粉、トウガラシとかが入っているソース・薬味?らしい)。これをどう食べるかわらからずに。。。
とりあえず、スープに浸してみた。うーん、俺、今恥かいてるかも。本当はどう食べるんだ?(後で調べたら浮かべて食べるのであってるよう。良かった)
メインは伸二郎がプレサレ仔羊のモモ肉のロースト。モンサンミッシェルの名物料理らしい。ラムのステーキってとこか。

少しだけ独特の臭いがしたが、全然OKレベル。お肉はとても柔らかく旨味十分。とても美味しかった。大満足。
嫁はタラのローストと赤ピーマンソース。タラは柔らかく、味も良くとても美味しかった。付け合せもとても美味しくて満足。
母ちゃんは牛サーロインステーキ。クリーミーなカマンベールキノコソースがかかっていて味は美味しかったが、お肉が少し硬かったかな。

デザートは伸二郎がベリーのアイス。濃厚!
嫁はリンゴタルト。Tres Bon(とても美味しい)らしい。
母ちゃんアプリコットパイ。こちらもなかなかだった。
伸二郎は最後、甘くなった口をコーヒーで整える。フランスでエスプレッソを頼むと必ず砂糖とチョコがついてくるんだよな。なんでだろ。エスプレッソも美味しくて満足。
たまたま入ったレストランだったが、この旅で一番のヒットだった。ビストロと異なり、レストランなので席の間隔もゆったりしてるし、味も良かったし、おまけに値段もパリのビストロより安いときた。

あくまで好みだけど、モンサンミッシェル対岸のレストラン「La Pre Sale」個人的にはすごくお勧め。

さて、夕食に満足し、ホテルへ帰る。暗くなってきたので、ライトアップされたモンサンミッシェルを観ようと外にでるが、霧が濃いためかぼんやりとしか見えない。ホントに光ってんのか?

それにしても道がやたらと綺麗で脇の電灯も明るいのには驚いた。本当に田舎にある神秘的な場所を想像していただけに、こうも現代的、綺麗だと拍子抜けしてしまう。観光客にとっての便利さ、快適さはありがたいが、せっかくの”味”が薄れてしまうのは少し残念だな。。。
ホテルでお風呂に入って就寝。
明日は青い空の下でモンサンミッシェルを歩きたいな。。。


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イギリス、フランス旅行2012年GW

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